プロパンガスが高くなる仕組み
プロパンガス(LPガス)は自由料金制で、都市ガスや電気と違い国の価格規制がありません。 販売店が料金を自由に決められるうえ、地域での価格競争も起きにくいため、 同じ地域・同じ使用量でも会社によって料金が大きく異なります。 適正価格で契約できている家庭は一部にとどまるとも言われています。
「三部料金制」を知っておく
プロパンガスの料金は、おおまかに次の3つで構成されます。 どこにいくら乗っているかが見えにくいことが、高止まりの一因です。
- 基本料金:使用量に関わらず毎月かかる固定費。
- 従量料金:使った分(m³)に応じてかかる単価。
- 設備料金:給湯器や配管などの設備費。本来は分けて示すべきもの。
2024年の法改正で「設備費の明示」が必要に
従来は、ガス会社が設備を無料で設置し(無償貸与)、その費用をガス料金に上乗せして 回収する商習慣がありました。これだと利用者は「設備費にいくら払っているか」が分かりません。 2024年の法改正により、設備費は従量料金と分けて明示することになりました。 検針票や明細で「設備料金がいくら含まれているか」を確認できます。
賃貸でガス会社を変えられない理由と、現実的な手順
賃貸住宅では、ガス会社を選ぶ決定権は大家・管理会社側にあります。 設備をガス会社が無料設置して入居者を囲い込む「無償貸与契約」が背景にあるためです。 入居者が直接ガス会社を変えることは通常できません。
だからといって打つ手がないわけではありません。まずは 「料金が高いので見直してほしい」と大家・管理会社に相談するのが第一歩です。 本ツールの診断結果(県平均・適正目安との差)は、相談する際の客観的な材料になります。
このツールについて
本ツールは、利用者が交渉・見直しの第一歩を踏み出せるよう、 料金の不透明さを「数字で可視化」することを目的とした中立的な情報ツールです。 特定の事業者へ誘導することを主目的とはしていません。